健康リハビリの歩み

美容、症状の改善、リハビリ、温泉や音楽など趣味日記

脊髄損傷の回復期リハビリ。(腰髄損傷の患者さんを担当して)その ①。

 

こんばんは!

副業推奨派の理学療法士です。(私の病院ではダメ)

 

今日は、患者さんで待たせていただいた【脊髄損傷】の臨床での介入について書かせていただきたいと思います!

 

拙い部分や、勉強不足なところも沢山ありますが、自分の勉強という意味も込めて書いていきたいと思います!

  

2年目も終わろうとしていますが、臨床の難しさを痛感しています。。。

 

今回、私が担当致しました患者さんは「不全麻痺」の患者さんでした。

 

疾患名:脊髄硬膜外血腫。

 脊髄今回担当させていただきました疾患は、

【脊髄硬膜外血腫】という疾患の方でした。

 

この疾患、Wikipediaでは、以下のように載っていました。

 

  *脊髄硬膜外血腫(Spinal epidural hematoma)とは脊髄硬膜外で出血し形成された血腫部位から突然放散痛が出現し、また血腫が脊髄を圧迫するため運動麻痺と感覚障害が起こる稀な疾患である。

脊髄硬膜外血腫の多くは特発性であり、およそ半数の初発症状が対麻痺ではなく顔面を含まない片麻痺であり、脳梗塞の鑑別が問題になる。

 

今回の方は対麻痺でしたし、やはり稀な疾患なようですね、、、

 

障害の程度はASIAで【C】です。

(L1以下の感覚は脱失レベル。運動は足関節以下の底屈、屈筋のみ可能。)

 

ゴール設定がとても大変だと思いましたが、病態と本人様や家族様のHOPEも考慮した上で入院当初に設定したゴールはこちらです。

 

・短期目標【トイレ動作自立、移乗自立】

 

・長期目標【歩行介助での移動、車椅子生活の自立】

 

入院は、発症してから約1カ月ほど経っていた時でした。

 

全体としての患者像。

・60代男性。

・体型はBMIで23-24ほどで標準。

・奥様と二人暮らし。

・本人様、家族様の認知機能には問題なし。

・以前はADL全自立。

・目標として、歩行という意欲が家族様含めかなり高い。

・奥様は非常に協力的だが、マンパワーとしては不十分な点がありそう。

・内部疾患多数(心臓、膵臓、腎臓に疾患あり)

 

⬆︎この内部疾患が多いというのも、治っていく速度に大きく影響するだろうなと思います。。。

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脊髄損傷の理学療法エビデンス

脊髄損傷のリハビリガイドラインも確認しましたが、積極的に勧められているグレードAの治療法は見当たりませんでした。

 

有酸素運動が【グレードBエビデンスレベル3】で1番高かったような気がします。

 

エビデンスレベルとは、簡単に言えば

「どれくらいの文献でリハビリの結果を示しているか。その治療や評価に信頼性があるか。」と言うことです。

 

脳卒中などは、脳機能の特徴である「可塑性」などあり、根拠のある治療法が挙げられています。

グレードAにあたる評価法、治療法も多いです。

 

しかし、脊損はそこまで多くないみたいです(o_o)

 

リハビリを行い、予測していた状態とは大きく異なった機能を獲得して退院される患者さんも多いということではないでしょうか。(逆も然りかもですが、、、)

 

先ほども申し上げたグレードBが何種類かあります。

有酸素運動

・物理療法

・筋力増強運動

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栄養指導は最初に行いました。

身体を温めて、水分は1日これくらいは摂って、食事は残さず食べる等。

もちろんストレスにならない程度に、と伝えています。

 

※食事を残さず、とか自分にも言い聞かせないと。。

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合併症。循環、呼吸器に注意を払う。

胸髄以上の損傷だと、副交感神経の遮断が起きやすい。

 

頸損だと、特に呼吸に気をつけたい。

脊損について、詳しく書いてありました。。。

https://avance-media.com/iryou/2015102105/

 

 

やはり分かりやすい、松井洸さん⬇︎

頸髄損傷などをはじめ、比較的生じやすい基本となる脊髄損傷のことが書かれています(^^)

https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/rihabiritation/no18/

 

 

脊損の運動療法の目的

これは、【残存機能を効果的に活用して、基本動作を獲得するとともにADLに反映させること】と考えられます!

 

そのためには、

・残存筋力の強化

・柔軟性の維持、増大

・適切な動作指導

・ADL獲得のための環境整備

が大切になります。

(参考文献:標準理学療法運動療法学 各論)

最初の機能が、予後にも大きく影響しているのですかね、、、

 

理学療法評価(アセスメント)

評価としては、

MMT:

腹直筋5

大腿直筋:両側0

(以下の筋は0足関節底屈筋のみ2レベル。)

 

腱反射➡︎膝蓋腱反射(–)

 

FBSは0点。(端座位保持10秒不可。)

 

排便、排尿感覚もないが、腹満によって自身で感じるためバルーンなどは入っていない。

しかし、失敗することもある。(FIM1点)

 

足関節の底屈筋のみ効いてしまうので【足関節内反、底屈位】での拘縮になりやすいという状況でした。

 

 

理学療法アプローチ(治療)

・物理療法(低周波療法)➡︎1-30Hzにて、脱神経筋にアプローチするが、筋収縮、感覚は無し。

 

・立位台にてティルト、両下肢への荷重を促す。

(立位台では大腰筋の伸長も目的とし、座位での安定性に繋げたいという気持ちもあった。 )

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※その他にも、立位台にて立っている際に膝関節を他動的に屈伸させて大腿四頭筋の活動を促した。

 

・足関節内反、底屈拘縮を予防するためのストレッチ。

・端座位を介助にて取る。安定性向上に従い、少しずつ内外乱を与える介入。

 

を実施いたしました!

 

入院2週間経過後の評価

感覚としては、

表在、深部、圧覚、温痛覚など著変なし。

 

腱反射も変わらず消失レベル。

 

低周波では、左に電流を流すと「右に感じる」ともおっしゃった。

しかし、基本的には電気療法で出力をマックスにしても感じない。

 

FBSは1点(10秒端座位保持可能。)

 

MMTも著変なし。

 

こちらの主観的な感覚や、本人様の訴えでは、

端座位保持の努力性低下。(楽に行える。)

・表在感覚の、末梢への軽度拡大。

 

くらいでありました。

 

定量的な評価だけだとあまり変化はないのですが、実際に目で追っていると多少の変化は感じると言った感じです!

 

また、

・お腹の調子が良くないとおっしゃり、リハに集中できない。

・疲れてしまって自主トレも進まない。

 

と言った声も挙がりました。

 

2週間では、今のところ大きな変化は見られていない状態です。

 

今後続きも書きます。

何かコメントありましたら、お待ちしています。。。